お母さんの顔に戻った
おはようございます。
今日は、あるご家族様のお話をさせていただこうと思います。
了承は得てます。
故人様は、70代の女性、乳がんでした。
長い闘病の末、天国へ旅立たれました。
故人様は70代には見えないほどお肌がきれいな方でした。
洗顔、お着替えと終わり、御生前のお写真を見ながらできる限りお元気だったころのお顔に近づけるようにお化粧をしていきます。
病気の影響で少し黄疸が出ていた故人様。娘様に故人様の近くに来ていただき、お化粧の感じを見ていただきながらお化粧をさせていただきました。
お化粧を終えた故人様のお顔を見て、娘様が
『元気だった頃のお母さんに戻った。よかった。』と
涙を流しながら喜んでくださいました。
ご家族様が涙を流した姿を見ると、ホッとした気持ちになります。
なぜなら、大切な方を亡くしバタバタと葬儀の準備に追われ現実帯びないまま、悲し過ぎて泣けないご家族が多いからです。
納棺中又は棺に入る姿を見て、〝悲しい〟 〝寂しい〟と泣きながら亡くなった現実を受け止め少しずつ前に進む準備をする時間を提供する事も、〝納棺の儀〟を行う一つの大切な意味があります。
ぜひ、大切な方が亡くなった時に後悔しないように『死』について考えてみませんか?
故人様のご冥福をお祈り申し上げます。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
~ラストメイクあまねの心~
周(あまね)には、〝人と人をつなぐ〟という意味があります。
追福追善あまねの儀を通じてご縁をつなぎ
ご家族の心に寄り添い偲ぶ時間を大切に過ごして頂くお手伝いができればと思っております。
『何かあればあまねに』
そう思っていただけるよう、日々精進してまいります。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・