納棺師日記

納棺師日記

なぜ納棺師になろうと思ったのか( S )

初めまして、ラストメイクあまね代表のSです。

 

私は納棺師になる前は冠婚のほうで仕事をしていました。

とてもハードで目が回るような忙しさでしたが、たくさんの方の笑顔が溢れる中で仕事ができることに喜びを感じていました。

一通りのことを学び、こなせるようになった頃に真逆の仕事に興味が出てきました。

 

一番に頭に浮かぶのは葬儀社でしたが、よりご家族や故人様の近くでできる仕事を…と探してみたときにこの納棺師という仕事を知り、始めたというのがきっかけです。

 

ご家族の方の故人様への想いは千差万別ありますが、お通夜、お葬儀を控えていて悲しいと思っているのになく涙も出てこない、悲しいのに泣けないというのはとても辛いことなのではないかと感じます。

そのようなときに、ほんの少しでも、こんなちっぽけな人間でも、涙を流すための何かができたらと…

 

納棺師をしているうちに芽生えた私の納棺師としての原動力です。

 

(筆者:中の人 S )