ありがとう…
おはようございます。
先日、急に亡くなってしまった90歳代のご年配の方の納棺に行ってまいりました。
亡くなる日の朝まで普通にご飯を食べて
おはようと挨拶を交わした故人様。
ご家族が少し留守にしていた間に亡くなられたそうです。
故人様、ご家族様にご挨拶をし、
お着替えやお化粧をしていきます。
亡くなり血色がなくなっていた故人様でしたが、
お化粧で血色を戻します。
喪主様と娘様に故人様のお顔を見ていただくと
「お父さん、きれいになってよかったね」
「かっこよくしてもらったんだから起きないと」
「朝普通にご飯食べてたのに…」
「まるで寝てるだけみたい」
「お父さん、ありがとう」
と、
それを聞きながら娘様が
我慢していたのでしょうか。
故人様のお顔を見た途端堰を切ったように泣きながら
「きれいになったね。よかったね」
と話しかけられていました。
ひとしきりお別れが済み
喪主様と娘様がこちらを向き
「こんなによくしていただき本当にありがとうございます。」
「とてもきれいになりました。本当に眠っているみたいです。」
と、何度も何度もお礼を言っていただきました。
ご家族を通してよく思うことなのですが、
ほとんどの方が故人様へ「ありがとう」と
声をかけられています。
「ごめんね」
と声をかける方は少ない気がします。
いずれ自分が死んでしまった時、遺した家族や友人
大切な人達に一体どれほどの
「ありがとう」を遺せるのだろうか？と。
自分も死んでしまった時、皆から
「ありあとう」
と言われる人間になりたい。
そう思います。
今頃お好きなワインでも飲まれているのでしょうか。
故人様のご冥福をお祈り申し上げます。
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～ラストメイクあまねの心～
周（あまね）には、〝人と人をつなぐ〟という意味があります。
追福追善あまねの儀を通じてご縁をつなぎ ご家族の心に寄り添い偲ぶ時間を大切に過ごして頂くお手伝いができればと思っております。
『何かあればあまねに』
そう思っていただけるよう、日々精進してまいります。
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