納棺師日記

納棺師日記

備えあっても憂いはあるのだ

今週のお題「もしもの備え」

 

 

9月1日は「防災の日」で9月6日の台風も九州各地に被害を残しつつも何とか今日も生きているどうも最年少Kです。

 

 今週のお題というものに初めて手を出したので生暖かい目と海より深い心で読んでいただければなと思います。(懇願)

 

 今までもしもの備えに何かをしたことはなくて、少し調べてみたのですが昨今は防災グッズも本当に種類もお値段も多種多様で全然わからなくて。ほんとわからなくて(困惑)

 

まぁ、そういうのは詳しくやってくれてる方がたくさんいらっしゃいますのでそちらにお任せして、おそらくはあまり皆さんがやってないもしもの備えについて少しお話をさせていただきます。

 

実は私、納棺師でして。下記の記事にこまごま書いておりますのでもしよろしければご一読ください。

 

lastmakeamane.hatenablog.com

 

 

lastmakeamane.hatenablog.com

 

私は今年23歳になったばかりの社会に片足を突っ込んだだけの男なのですが、職業柄皆さんより多く人の最期に立ち合います。死因や年齢も様々で日々考えさせられます。死んだら本当はどこへ行くのか、残される家族は、友達は、葬式は。

 

そんなことを寝る前に毎日考えるのです。毎日毎日ずるずるずるずる。

 

 考えが煮詰まってくると私は遺書を書きます。もしもの備えとしてね?まぁ相続手続きですとか遺産分配なんかとは無縁の身でありますので、なんの法的効力も持たないただのお手紙であるわけですが。内容は別に大したことではありません。記憶をできる限り引っ張り出してあれこれ綴り、私が死んだ後も元気でいてね、そんなに悲しむなよと家族や友達彼女に向けて「死んじゃった☆すまん!テヘペロ‼」みたいなことを書くわけです。量が多くなるので個別じゃなくて一つにまとめているのですがまぁまぁの量にはなっちゃいます。具体的には原稿用紙40枚ほどです。

 

いや多いわ

 

 でもたかだが23年の人生ではありますが、23年過ごしてきた身としてはそれなり以上に思い入れもあるのです。一生の友達といえる友達もいますし、結婚もしたいし、子供だってほしいし、自分の葬式に流してほしい曲だってあります。因みにこれらです。とてもいい曲なので良かったらご一聴ください。

 

花の匂い

花の匂い

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逢いたくて

逢いたくて

  • 吉田山田
  • J-Pop
  • ¥255
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式

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これが昨今よく聞く「終活」の一環なのかなと思います。そうは言っても不安はあります。備えはあっても憂いはあるのだ。いいことももちろんあります。まぁそんなにたいしたことではないんですが。普段から死んだ後のことってあまり考えないと思うんです。私は散歩とお酒と写真を撮るのが趣味なのですが、死んだ後のことを考えると普段は何ともない景色や音、匂いがとても特別なことに感じられます。

 

古いアスファルトとの境目がはっきり分かれた新しいアスファルト。私が死ぬ頃には全部新しくなってるのかな。

夕方ごろの住宅街に漂うご飯の匂い。あそこはお魚か。お、あそこはカレーだな。今日は帰って何作ろう。

公園に入っていく4つ並んだランドセル。あと何年かしたらあの中からカップルができたりして…カップルになったら男の方は目潰ししてやろう。くっくっく。

見慣れないビルやマンション。あんなところにあったっけ。時間が経ったなぁ。あの空き地で遊んだっけ。

写真撮ろうと思って遠出して何でもない花を撮って帰ってきちゃうとか。いやほんと車で片道1時間半かけてYOUは何しに筑豊へ?

 

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この日見た花の名前を僕はまだ知らない。誰か教えて(切実)

特別じゃないことが特別になって、知らない街を歩いているようなそんな特別な気分になります。なんかこう言葉や文章には表しにくいんですが。

おれ、いきてる!!(語彙力)

って感じがします。なんか雑ですみません。

いつか絶対、誰にでも平等にくる終わり。

さぁそろそろ往生だぜってときに後悔したくないじゃないですか。そうならないようにやりたいことはやれるうちにやっておきたいと思ってはいるんですけど、なかなかむつかしい。むむむ。

 いつ往生することになってもきっと後悔すると思うんです。まだ死にたくないってなっちゃうと思うんです。ヒルナンデス

 だからまだ死にたくないじゃなくて、死んでもいいって思えちゃうくらいのトキメキを僕に下さい。

 

死んでもいい

死んでもいい

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 すいません話がそれました。

 

今はたまに面白いこととか、感動したことがあればちょっとずつ遺書更新してる感じです。だから40枚もあるんですね~。遺書更新って字面やばいな。

目につかないところに隠してあるので、私が天寿を全うするまで見つかることはないと思います。ベッドの下とか男の子の鉄板だよね。私も昔はベッドの下に埃とか隠してました。

 

 

さぁ、今までの話は前座です。前座がなげぇ

ここからが本題です。死後に関するもしもの備え、私たちは納棺師ですので葬儀式までは関って来ませんでした。なので知らないこともたくさんあります。今はお通夜やご葬儀のことについて勉強しているところです。

もし!良かったら!皆さんも!一緒に!勉強!しませんか!?

納棺師って普段あまり見かけない職業だと思います。居酒屋とかでも同業の方にあったことないですし。名前は知ってるけど…みたいな方が多いと思うんです。そんな貴方の気になるお悩みを23歳男性独身イケメン(誇張表現)納棺師が超☆解☆決!!!を真顔で書いてます。

皆さんも私と一緒にもしもの備えをしていきましょう!備えすぎて困ることはないと思いますので!

 

下記に私が務める会社のホームページを貼っておきますのでご不明な点、ご質問等あればお気軽にお問い合わせください。いやわざわざ問い合わせまでするのは…と思ったそこの貴方はこの記事のコメント欄でも構わないのでご意見をお聞かせください。

 

www.lastmake-amane.com

このブログも同僚たちと更新していくので良かったら読者になってあげてください。泣いて喜びます。長々とお付き合いありがとうございました。また読んでくれると嬉しいです!私なりのもしもの備えでした!

 

 

ではまた。

 

 

(筆者:中の人 K )